野岩鉄道では、2021年12月21日(火曜日)に会津鬼怒川線新藤原駅3・4番線ホームにおいて、刃物を持った不審者への対応訓練が行われた。
昨今、鉄道事業者において無差別殺傷事案が相次いで発生し、模倣した犯罪行為も発生していることから、危機管理の維持と緊急対応時における初動対応能力向上を目的として、栃木県警察今市警察署と連携して実施されたもので、列車内において「刃物などを振り回す人物を発見した」と想定して訓練が行われた。

訓練では、緊急事態発生時における110番通報や、同駅に停車中の6050型電車を使用し、係員による乗車旅客の避難誘導が行われた。

不審者対処訓練では、ホームで刃物を持った不審者に対して、警察官が警棒や防護盾などを用いて取り押さえた。
この他、係員に対する不審者対応指導が行われ、110番通報から警察官の現場到着までの間、不審者との間合い取りや、旅客や係員の安全を確保する方法などについて指導を受け、実際に係員が刺股を用いて不審者を取り押さえる訓練も行われた。

刃物を持った不審者への対応訓練は、東武鉄道においても、2021年11月18日(木曜日)に南栗橋車両管区七光台支所にて実施している。
【参考リンク】
野岩鉄道公式サイト