交通系ICカード「PASMO」を発行している株式会社パスモおよびPASMO協議会では、2022年3月12日(土曜日)取扱分より、カードタイプの返却払戻時における、チャージ残額払戻手数料220円の収受を開始すると公式発表した。
カードタイプの「PASMO」は、2007年3月18日のサービス開始以来、2014年4月1日の消費税増税(5%から8%への引き上げ)による関東地方Suica・PASMO取扱エリア内の「IC運賃(1円単位運賃)」導入に伴い、当時210円かかっていたチャージ残額払戻手数料を無料としていたが、約8年ぶりの再開となる。

2022年3月11日(金曜日)までに、PASMO取扱エリア内の駅で返却払戻を行えば、チャージ残額は全額払戻されるが、翌12日(土曜日)の初列車以降(正確には同日5時00分以降)に返却払戻を行えば、チャージ残額から手数料220円を差し引いた金額が払戻されることとなる。チャージ残額が220円以下の場合は、手数料と相殺され、チャージ残額は払戻されない。
カードのデポジット(預り金)500円や、カードに載せている定期券部分については、別途計算のうえ払戻される。

株式会社パスモおよびPASMO協議会では「PASMOは、繰り返し使える環境に配慮したICカードであり、払戻手数料の収受再開により、短期間での払戻を抑制したい。」としている。
なお、2020年3月よりサービスを開始した「モバイルPASMO」は、開始当初より退会時におけるチャージ残額払戻手数料220円を設定している。
【おことわり】
「PASMO」「モバイルPASMO」は、株式会社パスモの登録商標です。
「Suica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
【参考リンク】
PASMO公式サイト 東武鉄道公式サイト