東武鉄道では、300系350型352編成が、2021年6月2日(水曜日)に日光線南栗橋駅(南栗橋車両管区)から佐野線渡瀬駅(資材管理センター北館林解体所)へ回送された。

廃車のための回送と思われ、これにより現在も活躍する350型は、351編成・353編成の2編成のみとなる。

300系は、200系への置き換えによって、伊勢崎線系統の「急行りょうもう号(現在の特急りょうもう号)」として使用されてきた1800系の改造により、1991年に6両編成の300型(2017年4月に全車引退)と4両編成の350型としてデビューし、日光線系統の特急列車(2006年のダイヤ改正前の有料急行列車)として使用され、現在でも土休日に浅草~東武日光駅間で運転されいる「特急きりふり」として使用されている。

今後、500系「Revaty(リバティ)」の増備も予定されていることから、残る2編成の去就が注目される。
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